はじめに。
今の日本は紹介する本の通り、実子誘拐(連れ去り)問題と、また、逆の視点に立てば、DVの被害問題もある様だ。
まずは前者、実子誘拐について、この本から実態を考えてみよう。
実子誘拐の本(子供連れ去り問題)
日本は世界から拉致大国と呼ばれている!?
残酷な描写から始まります
この本の表紙、とてもインパクトがありますね。
涙を流している女の子が、母親に抱かれて去っていく様子です。
最初の約40ページは、漫画で描かれています。
表紙の女の子が母親に連れ去られ、母親の新しい夫から虐待を受ける。
そして、助けに来た実の父親が住居不法侵入で逮捕されてしまい、その後自殺。
女の子も、新しい父親による虐待によって死亡。
と、とんでもなく胸が痛くなる背景が描写されています。
実子誘拐とは
「実子誘拐」とは、
夫婦の不和をきっかけに、一方の親が他方の親に無断で子供を連れて行方をくらませる。
あるいは、実家に連れ帰って連絡を遮断する。
・・・等といった、親による子供の連れ去りです。
そして、連れ去った親が子供の親権者となり、連れ去られた方の親は、突然弁護士から電話が掛かってきて、虚偽のDVを理由に、離婚届けにサインをしろと言われます。
そしてまた、子供にも一ヶ月に一回程度しか会えず、会いたい一心で勝手に会いに行った時には、前妻(前夫)に通報され不法侵入罪で逮捕。
これはこれで、ひどい話です。。。
背後で暗躍する組織?
組織が絡むのか・・・
本の内容から引用します。
「左派NPO」「特定の宗教団体」「人権派弁護士」「人権派学者」「スパイ防止法制定に反対する団体」「憲法9条を守れという団体」「極端なフェミニスト」「女性シェルター」などが、深く関わっているとの事。
そして、関わっている人たちの多くが・・・
- 慰安婦問題
- 徴用工問題
- 沖縄独立運動
- 部落問題運動
- アイヌ先住民化運動
- ヘイトスピーチ問題
- LGBT問題
- DV防止法問題
- AV強制出演問題
- 文部省教科書検定問題
- 科研費問題
- マスコミが騒ぎ立てている日本学術会議問題
他にも、様々な政治問題において背後で暗躍し、日本を転覆させようとしている勢力だとか。
実子誘拐についての業務経験
案件こそ少ないものの、弊社でも2件携わった事があります。
A:母娘の家出事案からのスタート
依頼人は突然の出来事で、何が起こったか分からず。
息子さん達も、意味が分かっておらず、父親に全面協力。
B:母子で家出、弁護士同士の対決中にスタート
2件とも、母親がメンタル的に不安定になっており(鬱病・不安神経症・統合失調症の併発の気あり)、謎めいた弁護士にかかってから、「DVがあった」「言葉の暴力があった」、などと、何かと因縁を付けてくるようになった事が印象深い。
双方とも、裁判にかかったのだが、証拠も信憑性もなく依頼人側の勝訴。
(特にBの方が期間を要しました。丸3年)
案件 | 結果 |
案件A | 子供は3人 息子2人 娘1人 協議の末、娘は母親の元に。 息子2人は夫(依頼人)と生活するようになった。 夫婦は離婚し、交流がなくなるも、子供と双方の親との交流は継続。 |
案件B | 子供は息子1人 母親はメンタル的に不安定だったのと、自立する経済力がなかった為、息子は夫の元へ。 子供の生活の主体は夫側に移行したものの、母親と息子の交流は定期的に行われている。 |
上記2件だけで言うと、メンタル的な要因を機に勃発。
そして事実を捻じ曲げ来る、人権屋的な弁護士がついた事で、決着が難航化。
TWITTER(実子誘拐被害に合われた側)
やはり、奥様のメンタルが崩壊している印象を受けます。
「賛成派、反対派で一括りにせずに 各々の背景や事実を見てしっかりと 考えませんか?」
確かに『一括にせず。』というのはとても大事だと思います。
0か100か、ではないですね。
女探偵コニン談
これ企んでた旦那さんを知ってる!
ある奥さんが、たまたま、旦那さんが他の人と、よからぬ計画を企てている事を知って、次の日、旦那さんが仕事に行ってる間に荷物をまとめて、子供を連れて実家に帰ったって。
旦那さんから見ると、それも誘拐にも見えたりするね。
思った以上に、根が深い問題なのかもしれない。
確かに~
その後どうなったの?
親権と財産分与で揉めて、離婚調停に一年くらいかかって、やっと離婚が成立したみたいです。
奥さんが、その旦那さんのよからぬ計画を電話で話しているのを聞いて、先に行動に移せたって・・・。
それを聞いていなければ、子供を連れて行かれるところだった。って聞きました。
わぁ…全部聞くと、旦那さんの方が計画的な誘拐ね。
はい、聞いた時怖かったです。
DV事案について
では、次にDV事案について考えてみよう。
これは、所轄の警察と、訳あり専門の引っ越し業者さんとの連携で、数件携わった事があります。
連れ去り事案と大きく違う点としては、警察が動いている点が見受けられます。
- 警察が全面的に介入している(※注1)
- 診断書、ボイスレコーダーなど、何かしらの証拠がある
- 子供が怯えている
注1)虚偽の被害届でも一旦は警察が動く可能性がありますが、連れ去りの2点の経験では、警察の介入は見られませんでした。
次は、状況証拠的になりますが、奥様(被害者)の言動がハッキリしていて、メンタルに疲れは見えるものの、メンタルブレイク的な不安定さは見られず、会話が普通に出来る事も印象深いです。
TWITTER(DV被害を訴える側)
分かりやすい画像を添付されています。
なるほど・・・
連れ去り事件とは真逆のでっち上げが、ここでは危惧されています。
ここでも、やはり警察は介入されていますね。
警察の介入(介入の仕方)が、一つ目安になるのかもしれません。
(注:警察にも色々あるので、まだ断定までは出来ません)
「軽々しくシェルターとか言うけど、子どもの生活もある中で簡単に決断はできない」
ここが難しい問題か・・・
これが出来なければ、上で挙げた実子誘拐と、DV事案の比較法が崩れてくる。
現時点のまとめ
非常に難しい双方の問題がある事が分かってきました。
今の段階では、慎重に事実を見極めていくしかない。
判断が難しい時は、業務として介入しない。
連れ去り案件か・・・DV案件か・・・
弊社が判断した時は、見誤ると探偵業法の業法違反の罰則を食らってしまうんだという、責任をもって携わるしかない。
まだまだ勉強が必要な事案なので、これからも情報収集と、勉強を続けて参ります。
冒頭の本はこちら
特にお勧めとまでは言えませんが、実子連れ去り事案の方の意見を学ぶことが出来ます。
次は、DV案件の本も探してみよう。
本の目次
はじめに
○そうだ誘拐しよう!
○本当に怖い!「連れ去り事件」の舞台裏
○「子供の連れ去り問題」の背後に蠢くもの
○「連れ去り」問題にみる家族破壊の実態
○シェルター体験者の声
○「子供の連れ去り問題」について各省庁に聞いてみた!
○「離婚分野を伸ばしたい弁護士必見!離婚案件を増やす方法」!!
○「連れ去り勝ち」解決策の模索
○「子供の連れ去り問題」その当事者の心理
○相談者を辞める者です
○司法の現場からのまなざし
○串田誠一衆議院議員の国会質問
○国連人権理事会で「子供の連れ去り問題」を問う
○安倍前首相への提案書
○日本の皆さん、「EU決議」の内容、ご存知ですか?
○そうだ相談しよう!
○そうだ駆け込みしよう!
おわりに