探偵事務所に複数の警察官
深夜2:00 我が探偵事務所に警察官が突入してきた・・・

というと語弊がありますね。
釣りタイトルとなってしまいました、すみません。
真相はというと、次の通りです。
※防犯カメラの画面を撮影したもので、画質は悪いです。
事件の発端
深夜2時頃
隣のカラオケスナックに、
刃物男が襲撃してきた。
刃物男「毎日、毎日遅くまでカラオケしやがって!」
「殺してやる!!」
隣のスナックさんは、管理会社との取り決めで、カラオケは深夜1:00まで。と取り決めされており、この日も1:00でカラオケは終了していたのだが、事件は起きてしまった。
実は、この男とは、少し前から度々トラブルになっていた様で、ビール瓶を壁に投げつけられていたり、駐輪スペースをペンキで汚されたりしていた。
男は同じマンション、上の階(部屋は不明)の住人である。
カラオケは定められた時間に終えていたのだが、その後の店員や客の会話が、男の部屋まで聞こえていた様であり、堪忍袋の緒が切れて、激高して襲いに来たのだという。
いつどこ探偵目線
私は、事務所で内業しており、報告書の作成を急いでいた。
そして、外から聞こえてきた悲鳴。
「キャーーーーーッ!!」
私は、事務所から飛び出した。
スナックにいた、女性客が道路上に逃げている。
何があったのか、すぐには分からなかった。
女性客「気をつけて!刃物持ってる!!!」
「そこっ!!!」
女性客が指差した方に目をやると、
ビルの隙間に男が立っており、右手に出刃包丁を持っていた。

さすがに怖すぎる。
一応は頭の中で、刃物男と格闘するシーンを想像してみたけど、
失敗した時の未来図を考えた結果、
格闘する・・・という選択肢は外しました。
ヒーロー(ーー:)ムリ
そして、私がとった行動は・・・
なだめてみる
これに尽きる。
それはまずいですよ。取り敢えず落ち着いて。落ち着いて。
刃物男は、かなり鼻息が荒くなっている。
フーーーッフーーーーッと息を吐きながら、
「毎日うるさいんじゃ」
「何回も言ってるのに」
「もう我慢出来ない」
「殺してやる・・・」
などと、ぶつぶつ呟いている。
(共感するイメージで)
あぁ、なるほど、それで寝られなかったんですね。
でも包丁はやめておきましょう。
大変なことになっちゃいます。
と、続けてみた。
しかし効かなかった・・・
男は突然、一人の女性客に包丁を投げつけた。
幸いに、包丁は彼女には当たらず、アスファルトの地面を滑っていった。
そばにいた女性店員が、素早くその包丁を拾った。
男は激昂した
男猛ダッシュ。女性店員はビルの裏の方へ逃げる。
マテコラッ!!(メ`ロ´)/ 。。。ヘ(。><)ノキャーーー!!
ちょっちょっちょっーーーー待った待った!!!
中央環状線の歩道に出たところで、なんとか追いついた。
(取り敢えず包丁はもう持ってないので、怖さは軽減)
肩甲骨あたりをさすり、なだめてみる。
十分怖がってはるし、もうやめておきましょう。
男は、無言でビルの階段をあがり始めた。
私は、なだめながらついていく。
(目的は部屋割りだ)
だが、
バレていたw
2階の途中で男に
「もういいっ!」
ついていく行為を、拒否されていましました。
(当たり前体操)
なんとなく、足音で階数は分かった。
怪我人は出ないまま、男は無事帰宅した。
狙われたお姉さん方は、まだ恐怖に怯えていたので、我が事務所内で匿うことにした。
そして、そうこうしてる間に警察官が駆けつけ、下記の防犯カメラ画像の流れになりました。



事情説明を事務所内で



このあと、目撃者となった私と、3人の警察官とで、予測出来ている階数(3階)から、全ての部屋を廻り、次々にインターホンで住人を呼びかけていった。
そして30※号室。
その男が出てきたところで、部屋番を特定。
男は任意で、茨木警察署まで同行されて行きました。
そして、被害女性と、私も事情聴取で茨木警察署に向かう事に。
想像はしていたけど、かなりの時間を費やされました。
事務所帰還
さぁ、朝になってしまったけど、
報告書作り再開と・・・。

おいおい
事務所の前に止めっぱなしにしないで。
なんか、うちが悪さしたみたいやんwww
カメラ画像に日時が写っているとおり、これは2017年11月3日の出来事です。
どうやら刃物男さんは、社宅として同所に住んでいたのですが、
会社から「ビル一階にスナックがあり、1時までカラオケが流れる。」という事前説明がなされていなかったとの事。
男さんはこの件をきっかけに転居。(刑事責任は問われず)
同所の一部を寮として使っている会社さんも、今後はしっかり社員に説明を果たします。
との事でこの事件は幕を閉じました。