そろばん勘定主義な探偵との面談
ある日、弊社に訪れた相談者が、以前に別の探偵事務所を訪れた際のエピソードを話してくれました。その事務所では、まず提示された調査費用が非常に高額で、弊社の調査費用の5倍もしたそうです(弊社の単価は一時間11,000円)。
その探偵は相談者の話を半ばで切り上げ、「すいません、次がありますので」と席を立ってしまったとのこと。明らかに金銭的価値で相談者を見ており、これでは真の人助けはできません。
探偵業は確かにボランティアではありませんが、ほとんどの相談者は警察や友人に頼れず、最後の頼みの綱として探偵事務所を訪れます。
そんな方々を¥マークの眼差しで見る探偵に、本当の悩みを解決する力があるとは思えません。
(¥¥)
お金儲けも大事ですが、相談者の気持ちを理解し、真剣にサポートする姿勢が大切です。
その結果、相談者が依頼者となり、感謝の気持ちから報酬を快く支払うようになるのです。
誇大広告詐欺
激安探偵社!
0円探偵!
完全成功報酬!
最近、激安探偵社や「結果が出なければ0円」「完全成功報酬制」など、魅力的な広告を掲げる探偵業者が増えています。しかし、こうした広告には注意が必要です。
弊社では価格設定を、依頼者の負担が過剰にならず、かつ弊社の経営が成り立つギリギリのラインで設定しています。安すぎる価格設定には、以下のような問題が考えられます。
- 調査内容が適当で、人件費や経費を削減している
- 隠れたカラクリ的な費用があり、最終的に高額になる
- 経営者が裕福で、探偵業を趣味の範囲で行っている
これら以外の理由で極端に安い料金を設定するのは難しいでしょう。
私が知っている有力な探偵で0円で働く人はいない。
探偵が失敗しなくとも、結果がシロなんてざらにあるしね。
完全成功報酬の現実
完全成功報酬制を掲げる探偵事務所もありますが、現実的には問題があります。
対象者の動きが予測できないため、どれだけ張り込みや尾行を行っても成果が出ない日もあります。その日の人件費や経費はどうするのでしょうか?
探偵調査員は、対象に動きがない日でも集中力を切らさず、ターゲットとなる出入り口を常に注視しています。
対象者に動きがなく空振りで終わった場合に、賃金を支払わなくて済む探偵がいるのであれば、弊社でもぜひ採用したいものです。
しかし、職人気質の腕のある探偵は間違いなく無償では動いてくれません。
業界も依頼者もLose-Lose
Lose-Loseとは、Win-Winの逆バージョンで、お互いに損失を出す状態のことです。
無駄に単価の基準を大幅に落とすと、探偵業界の価格競争は崩壊し、真っ当に運営している優良探偵社の運営が逼迫されてしまいます。
それでも、依頼人が安くて結果を得られれば良いのですが、現実はそんなに甘くはなく、探偵を探し直す羽目になり、問題解決を遠回りする事になります。
最後に一言アドバイス
探偵事務所を選ぶ際は、複数の事務所に足を運び、それぞれの担当者と直接話をしてみることが重要です。しっかりとした比較を行い、信頼できる探偵を見つけるようにしましょう。
調査を急かす探偵はダメ
お金の話しが前のめりになってるのもダメ
調査の進め方の話が具体的かどうか
メリットだけでなくデメリットも話してくれる探偵社は正直者
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